Aracne Editrice, Roma, 2010
著者は「引きこもり」というデリケートな日本の影のような世界を調査しました。
「Narrations」とは、日本の「引きこもり」の若者や「引きこもり」の世界と関係をする人々の経験談を言います。
著者が出会った「引きこもり」の苦しい人生の経験談によって「引きこもり」の現象が日本で生まれたことが分かります、日本の「引きこもり」の人が感じる「心の闇」は日本だけではなく世界中の人間の深い溜息を表現してしまいます。読者が世界の若者と共有する苦悩を理解し合い共に解決への道を模索出来る事が著者の目的です。
Franco Angeli, Milano, 2008
著者は日本の「引きこもり」の現象の人類学的な観点を取上げました。
この人類学的な分析の成果は、「引きこもり」の現象が深い意味を持っているという事です。特に、著者の一番のメッセージは「引きこもり」の人が活動的でないにもかかわらず無力の肉体ではないという事です。実際には、怠惰な状態によって、日本社会の矛盾に対しての抵抗を肉体によって示していると思います。
イタリアでのこの本の出版を通して、日本だけではなくイタリアでも「引きこもり」の人の存在が初めて発見されました。
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